国立西洋美術館で開催中の「大英博物館 古代ギリシャ展」に行ってきました。
サブタイトル?が「THE BODY 究極の身体、完全なる美」というこの展覧会、個人的に大理石彫刻にあまり興味がない私は行くつもりがなかったのですが、実物のギリシャ陶器が見たい気持ちがわき起こり、やっぱり行くことに。
地中海近辺を旅行するとたくさんのローマ遺跡に出会いますよね。それらの遺跡を観光するうち、お腹いっぱいになってきて… 大理石はもういいや、という気分になってしまったのでした。
今回の展覧会は確かに彫刻がメインですが、思っていた以上に赤絵陶器も黒絵陶器もたくさんあって、行った甲斐がありました。裏側からも見られるようになっていたものが多かったのも嬉しくて、じろじろ見てきました。よくあんなに細かい絵を2500年も昔に描いたものです。さらにミニチュアの水差しがあって興奮しました! 欲しいなあ…
そうそう、彫刻のことも一つ書いておきます。一番興味を引かれた彫刻は「魚を売る猟師の象」。動物の皮を半身にまとって、カゴを持って魚を売っている小像です。美しいローブも滑らかな肌もないのですが、その代わり生き生きと日焼けして荒れた肌や皮のゴツゴツした感じが、見事でした。
出口には展示物フィギュアのガチャガチャが置いてあって、アンフォラ(首に二つ持ち手がついた壺)が欲しくて数回やったのですが、スフィンクスばかり出てガッカリして帰りました・・・ いつか自分で作ろうと決心したのでした…
昔ギリシャに旅行した時に国立博物館で陶器を山ほど見たのですが、だいぶ昔のことなのでほとんど記憶がありません。でも自分のお土産にタイルを買ってきてるんです。タイル絵付けを始めるだいぶ前の話ですが、好みって変わらないものなんですね。また機会を作ってギリシャに行ってみたいです。<RK>