モロッコ最古の都フェズ。1000年以上の歴史をもつこの街は昔から窯業が盛んで、現在でも郊外にいくつかの窯元があり、陶器やモザイクタイルを生産しています。
窯元のある街の対岸からは 旧市街メディナが一望できます。フェズのメディナは世界一複雑な迷路のような街。一度迷い込んだら抜け出せない・・・。
訪問した窯元の外壁には大きなタイル画が10種ほど貼られていました。制作行程が描かれています。古めかしいけど、シブくて素敵~。
最初に粘土を積み上げてる小屋が。無造作・・・。そして、成形するおじさん。足踏みろくろで手作りでお皿を作っていました。なんか可愛かった。絵付け部屋は、男性と女性別々の部屋になっていました。さすがイスラム教・・・? 一部屋に5~10名ほど居て、私達と同じく黙々と絵付けしていました。「お前も絵付けやってるんだって?ひとつ描いてみなっ!」と言われましたが、恥ずかしくて断ってしまいました。ちょっと後悔・・・。筆は、同じような“先細筆”を使ってて、なんだか親しみがでました。
焼き上がった作品たち。私は実用的なお皿数枚と飾り用の大皿を購入。タジンなべの形の陶器がモロッコらしい。
これはメディナで買ったもの。タジンなべの形の小さな陶器は超かわいくて、思わずお土産用に10コ程、大量買い。使途不明だけど・・・。
この窯元では別棟で伝統的なモザイクタイルも作られていました。ちょっと腕っぷしのよさそうな男性陣が黙々とタイルを砕いて作業する様子をまたの機会にお伝えできればと思います。モロッコには同じく陶工業が盛んなサフィという街があり、そちらも訪れたのでまたご報告しますね。お楽しみに。<MK>