展覧会作品(ドールハウス)のご紹介

10月28日から11月2日まで、銀座ソレイユにて東京教室の生徒さんと講師の展覧会を開催しました。出品された皆さま、ご来場いただいた方々、誠にありがとうございました。

さて私は例年通りミニチュア作品を出品いたしました。小さくてよく見えなかった…とのお声をいただいておりますので・・・もう少し細かい所が見える写真でご覧頂きたいと思います。

今回の作品はこちらのバスルーム。土台は22×22cmです。窓のみ屋外に面していて、それ以外は室内の他の部屋と接している設定です。窓は下のみ開閉します。

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ドアにもタイルをはめ込みました。こういうドアが欲しいな〜という憧れや欲望がアイデアの源。中央に窓がありますが、室内側は窓の上にフックがあり、そこにタオルや服を掛ければ窓が塞がれて外から見えない設定です。

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上から見たところ。バスタブ、シャワー、洗面台兼化粧台で構成されています。初めにハウスのサイズを決めてしまったので、トイレを置くスペースが取れませんでした。今回は四方を壁に囲まれた作品で、上から覗くことになるのですが、首が疲れますよね… 見ていただいた方々、ありがとうございました。目立たないのですが、床のタイルは凹凸のあるレリーフタイルです。

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バスタブとその周辺。窓からは外が見えます。バスタブは粘土で一体成形し、クエルダセカ技法とマヨルカ技法で絵付けしています。

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シャワー周辺。シャワーヘッドもマヨルカ陶器です。こういうのあったら可愛いですよね。シャワーの床はバスタブの底と同じ色合いで、名刺より少し大きいサイズくらいの粘土板を作り、3mmマスのクエルダセカで色を入れています。排水溝はドリルで穴を開けました。壁のタイルは1枚ずつ作って絵付けし、貼ったあとにパテで目地を入れています。

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上から見たところ。取り外しできるシャワーカーテンを作りました。

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洗面台周辺。木製の土台を作り、天板に穴を開けて陶器の洗面台を嵌め込みました。鏡は既製のアクリルミラー板で、その周りにクエルダセカのタイルを貼り付けています。

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棚の小物類。下の棚にある丸い容器が、以前のブログに書いたキャンディポット。小さすぎてうまく絵付けできませんでした… この写真に写っている容器はみな、蓋の取り外しが可能です。ティッシュケースに入っているのは本物のティッシュです。

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また次回、制作中のところなどをご紹介いたしますね。<RK>

スペインタイルアート工房HP

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