さて、今回は洗面所の壁です。
これが元の状態。右の壁には母が大昔に取り付けた有孔ボードが。これを取り外します。左の壁にも母が紙と木で制作した棚がついていたのですが、すでに取り外しました。元の壁は繊維壁のようです。
今回は壁紙を貼るのですが、その前に下地づくり。まずは繊維壁を剥がします。水を染みこませても剥がせるのですが、専用のポリマー溶剤を使うと手早く楽に剥がせます。ホームセンターの壁コーナーで手に入ります。写真、下のほうに剥がした繊維が溜まっているのがわかるでしょうか? もちろん自然には落ちないので、ポリマーが染みこんだらヘラで剥がしていきます。
剥がし終わったのが左の写真。「石膏ボード前時代」という感じのザラザラした壁です…
こちらにパテを塗ったのが右の写真。窓上の壁も同じように作業。天井は既に壁紙が貼ってあるので、今回は凹凸だけ整えて、上から直接壁紙を貼り直します。パテを塗った部分はヤスリをかけて平らにします。
この時点で柱は焦茶に塗装済み。
次に右の壁。こちらはタオルバーなどを取り付けるため、ネジが効くよう板をはめ込むことにしました。
まずは板をカット、両面テープで壁紙を貼ります。板は昔自作した机に使っていたものをリサイクル。
板を貼る前に、板を押さえる枠を仮組します(白木棒の部分)。壁にネジが効かないので、この枠を周囲の柱にネジ止めし、板をサンドイッチします。
壁自体は板で隠れるため、繊維壁は剥がさず直接パテを塗って凹凸を少なくしました。綺麗な平面にはなりませんが、労力の節約です。
枠用の棒は取り付ける前にネジ穴を開け着色します。飾り切りの棒を購入したのですが、最長で90cmまでしかなかったので、足りない部分は現場合わせで継ぎ足します。
そして板を置き枠をネジ止め。壁紙がよれよれですが、両面テープで貼ってから着色したので、塗料の水分を吸ってこうなっています。時間がたてば水分が乾いて平らになります。使いたい色があったので、色つきの壁紙ではなく着色可能なものにしました。
他の場所も壁紙を貼ります。こちらは両面テープではなく壁紙用糊を使います。糊が塗られて売っているものもありますが、私が買ったのは糊無し。糊付きは便利ですが、消費期限があるので私には使いこなせません…
壁紙は大きめに切って糊を付け、数分待ってから貼り付け、余分な部分をカットします。
ちなみに糊の無い壁紙だと、いろんな工作が楽しめます。私はブックカバー(しおり付き)を作ってみました。凹凸のある壁紙なので、手から滑り落ちません。汚れたら色を塗る予定です。
さて、またまた続きます… このスペースに何枚かタイルを貼る予定なのですが、実験を兼ねている部分もあってなかなか完成せず… <RK>
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