角川武蔵野ミュージアム

埼玉県所沢市にある、「角川武蔵野ミュージアム」https://kadcul.comに行ってきました。

この岩の塊のような斬新な建物は建築家の隈研吾さんがデザインしたものです。

外壁には、地底のマグマが固まってできる花崗岩を使用しています。花崗岩にも色々な種類があり、こちらでは全体が黒色で、白い模様が筋のように入る特徴があるブラックファンタジーという名前(格好良い!)の石を使っているそうです。

ひとつの石は50x70cm程だそうですが、こちらの外壁はこれらを集めて三角形にしたものの面、61面体でできているそうです。

画像でわかりますか?三角形の集合体がいろんな向きに配置されています。

正面の一見するとフクロウのようなオブジェは現代美術家の鴻池朋子さんが手掛けた「武蔵野皮トンビ」だそうです。牛皮を縫い合わせたものに、水彩塗料で絵付けしてあります。

コロナ時代のアマビエ・プロジェクトという企画の第2弾だそうで、一年間展示されるそうですよ。常設展示でないのはちょっともったいないくらい素晴らしい作品です。

館内は5階建てで、チケットによって入れるフロアが異なります。

私はスタンダードチケットで、まずは4階のエディットタウン~ブックストリートへ。こちらは多種多様なジャンルの本がテーマごとに所狭しと陳列されている回廊で、好きなだけ読むことができます。貸し出しもしています。

回廊にはたくさん椅子が並べられているので自由に座ってお気に入りの1冊を探すことができます。

そしてこの回廊の突き当たりにあるのが本棚劇場です。

昨年のNHK紅白歌合戦をご覧になった方はピンと来たかもしれませんね。

YOASOBIが歌っていた場所がこちらです。2階分の吹き抜けの天井まで角川文庫の本がびっしり収納されています。圧巻です!時間帯によってプロジェクションマッピングも行われています。

こちらは同じフロアのエディットアンドアートギャラリーに展示されていた奈良美智さんの「PEACE HEAD」です。奈良さんならではの愛くるしい表情の女の子。

期間展示とのことで、今回観ることができてラッキーでした。

チケットの種類によって滞在できる時間が決められているのですが、私が購入したチケットは3時間滞在のものでした。一日中いられるチケットもあったのですが、こちらにすればよかったな、と思いました。(現在予約は人数制限あり)

読み始めた本が予想以上に面白く、読破したい気分だったのですが時間が気になって斜め読みになってしまいました。

館内にはレストランとスイーツ中心のカフェが併設されているので、ここでランチをして一日中本を読んで過ごす一日もいいなー、なんて。

今回は時間がなく、レストランに入ったもののコーヒーしか飲む時間がありませんでした。レストランにも壁じゅうに現代アート作品が展示されていました。

使用している食器類もすべて違うお皿ですごくオシャレでしたよ。

次回は丸1日読書の日にして再訪したいと思います。

場所はJR武蔵野線の東所沢駅より徒歩10分弱です。ご興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。<KY>

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