オランダのエルテンスープ

オランダは2週間前くらいから寒さが本格化してきました。

日中でもマイナス1度くらいで、雪は降らないものの、路面は常に凍結状態です。

車道と自転車道には夜中に塩が撒かれて凍結を防いでくれてはいますが、日陰の歩道などは、気をつけて歩かないと滑ります。。。(車は11月上旬にはすでにスタッドレスタイヤに交換済。)

さて、そんな寒い日は体の芯まで温まる料理!ということで、オランダの冬定番のスープをご紹介します。

エルテンスープ(Erwten Soep)=えんどう豆のスープです。

初めて旅行でオランダを訪れたのがやはり12月の寒い時期で、このエルテンスープは唯一(?)美味しいな、と思ったスープでした、笑。

スーパーにこのスープを作るための野菜と豆のセットが売っていたので、このレシピで試してみました。

このセットに加えて骨付きカルビとスモークソーセージを用意します。

(材料:6人前)

・乾燥緑えんどう豆(半分に割れたタイプ)350g

※raktenのサイトでもイタリア産の同じタイプが売ってますhttps://item.rakuten.co.jp/tokyo468syokuzai/groce-been-0006/

・玉ねぎ1個、人参1本、セロリアック(根セロリ)1/4、セロリアックの葉orパセリ3本くらい

・骨付きカルビ400gくらい

・スモークソーセージ1本250gくらい

1.

豆、骨付きカルビ、ローリエに1.5Lの水を加えて加熱、沸騰してアクが出たら取り除く

2.

60分弱火でコトコト煮込む

3.

ローリエ、骨付きカルビを取り除く。カルビは骨を外して一口大に切る

4.

えんどう豆のつぶが残ってたら、ブレンダーで潰す

5.

一口大に切った野菜とカルビを鍋に加えて加熱、沸騰してアクが出たら取り除く

6.

20分中~弱火で煮込む

7.

スモークソーセージとパセリを加え、塩こしょうで好みの味に調整して出来上がり

(塩はだいたい小さじ5~6くらい入れました)

この工程だと完成までに90分くらいかかります。

もっと時短したいと思い、圧力鍋でも試してみました。

結果、完成までに45分、さらに豆を潰す工程も省けて一石二鳥!

コトコト60分煮込むところが20分に短縮、しかも豆も潰れてトロトロに!

野菜を加えて煮込むところは5分で済みました。

しかもこのスープのレシピには、2日目が美味しいと書いてあったのですが、圧力鍋で作ると最初から2日目みたいな濃厚な味わいに仕上がったのでびっくりです。

圧力鍋ってすごいな。。。

日本にいる時はほとんど使わなかったのですが、こちらに来てから大活躍です。

ご飯も5分で炊ける(圧がかかってるので蓋を開けるまで10分くらい待ちますが…)し、しかもモッチモチに炊けるので炊飯器よりもおいしくて大満足です。

セロリアックはあまり日本で見かけませんが、セロリとかぶの中間みたいな感じです。セロリほど強い香りはなく、味や食感はかぶに近いです。セロリアックが手に入らなかったらかぶとセロリを半々で入れても美味しいかも。

味付けもシンプルです。豚骨エキスの旨み+塩こしょうのみ。

スモークソーセージの香りとほのかなセロリの香り。柔らかくほぐれたカルビも旨みたっぷりでまた美味しい。

他におかずは不要。オランダでは付け合わせにライ麦パンを食べるのが一般的です。

は~、ほんとに体の芯から温まるスープですよ。

ご興味ある方はぜひこの冬の献立のひとつに加えてみてください<KY>

(インスタグラムではオランダの日常をゆる〜く投稿しています。)

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