2019展覧会作品「タイル工房」2

前回に続き床を作っていきます。

1階はタイルを貼らない部分を先に着色しておきます。
壁は1階部分だけ貼って、この上に2階の床を乗せます。

2階の床を乗せました。右のカット部分には階段が来ます。床の大きさは約24.4×21cm。

今回はハウスに合わせて床タイルも六角形にしました。こちらは1階床のタイル用設計図。
赤い線が床の端で、六角形と三角形のタイルがそれぞれ何個必要か数えた数字が入っています。色も決めていきます。

タイルを作ります。
六角形は型を使って、他の形はこの六角形を半分にしたり六等分したりして作りました。
1階で必要なのは六角形70枚、六角形の半分が10枚、三角形が148枚ですが、ヤスリがけで欠けたり焼成での失敗も加味して多めに作っておきます。

型を使っているので大きさは同じに出来ますが、バリが結構あります。

乾いたらひたすらヤスリがけ。とはいえ紙ヤスリだと削れすぎるので、粘土板を使って削っています。上の方には削り中に欠けてしまったタイルが。大抵10%は余分に作ることにしています。

絵付けしていきます。と言っても今回は単色なので簡単。
絵付中の写真はこれしかありませんでした…

窯詰めします。一緒に瓦も写っていますね。

焼き上がり。下に天井のタイルも写っています。

壁を先に塗り、床にタイルを配置するラインを書き込みます。

下書きに沿ってタイルを配置し、貼っていきます。
中央にツヤがおかしなタイルがありますね。あまりうまく焼けなかったタイルは目立たない場所に使います。中央は後でテーブルを置くので、今回はそこに使います。

三角のタイルは設計図通りでなくランダムな色の配置で貼りました。
周りにマスキングテープを貼り、この後目地を入れていきますが、目地の写真がありませんでした。

こちらは2階の床。1階のタイルとは別の釉薬を使った六角形タイルだけの床です。角のタイルは変形になるため、1階同様きちんと設計図を書いてから作っています。

2階は目地入れ中の写真がありました。1回は白い目地にしましたが、2回はグレーに。
目地は工芸用の粘土に色を混ぜ、指でゴシゴシ入れていきます。以前も書きましたが一番好きな作業。

この後半乾きになったらタイルの上の目地をスポンジなどで拭き取ります。乾いた後で補修することもあるため、粘土は湿らせてしばらく取っておきます。

次回はこの2階床の裏側、1階天井部分を作っていきます。<RK>

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