修理しながら乗っていた車と、昨年ついにお別れしました。
フレーム制作の材料買い出しのために改造を施していた車。
しょっちゅう故障しましたが代わる車もなく、気づけば17年も乗っていました。
もちろん大きな車を買えばいくらでも材料は乗るのですが、自宅周りは狭い道も多いなど
取り回しの関係から5ナンバーで探し、カタログと睨めっこ。
最後は実車の荷物室を測り、積む板の長さ182cmが入ることを確認して購入しました。
板(縦182cm横91cm)はセカンドシートを倒して積みますが
荷物室の底面には出っ張りがあり、底面から25cmくらい上がった位置でないと積めません。
そのためケースを置いて底上げした上に積むことになります。
ちなみに運転席・助手席はかなり前の方にセットしないと板が乗らないので
体がすごく大きい人は運転席に座るのは無理かもしれません。
以前の車は天井空間に積めるようにしたのですが(興味のある方はこちらの過去記事をご覧ください)
今回の車はサイドエアバッグというものがあり、同じような改造をできないことはないけれど
いざ事故の時にエアバッグが開かないと嫌だなと思い
買い出しのたびにシートを倒したりするのは面倒ですが、改造はやめました。
するとシートの上に直接木材を置くことになるため
木の破片や汚れがシートに付かないよう、シートカバーを制作しました。
写真は上下を折り畳んでありますが、全部広げると左側は全長3mを超えます。
右上の青い紐は輪にして運転席のヘッドレストに掛けます。
隠れて見えませんが、助手席側にも同じ紐があります。
実際は以下のように使います。
セカンドシートを倒し、ケースで底上げした上に汚れ防止シートをセット。
ケースの上縁には滑り止めのため、滑り止めシートを貼りました。
シート手前は折り曲げて車内のボルトにフックで掛けます。
ボルト部分は元からネジ穴があり、そこに買ってきたアイボルトを入れました。
これでバックドアを保護します。
上の写真、ケースの間から引き出されているバッグ?も制作。
奥行きと高さは左右のケースに合わせてあり、下の写真のように大小の滑り止めシートを入れています。
板を何枚も重ねると板同士が滑るため、板の間に挟んだり
長い木材がシートの上で転がらないように巻いたりします。
バッグは板を積んだ後で、ケースの間から引き出せるようにしました。
さて1枚目の写真、上の方にファスナー金具がついていたのにお気づきでしょうか。
この車のセカンドシートは左右分割して倒せるため、下の写真のようにして使います。
ファスナーを全開して、右側は畳んだ状態です。
棒状の木材だけを買いに行く時はこの方が便利。
もっと長い棒を買うときは助手席も倒します。
1枚目の写真で左上についていた余計な布はここで使用。計算では8フィート(約243cm)まで積めます。
前の車で8フィートの木材を買ったことがあるのですが、天井には2メートルまでしか入らず
また助手席がフラットに倒れなかったため、無理やり押し込んで内装を傷つけました。
以来買うのは諦めました・・・
今後はストレスなく買えます!
実際の買い出し風景。
この木材は8フィートは無いのですが、2メートルあるため助手席を倒しています。
他、車用に小物をいくつか作りました。
この荷物ホルダーは助手席のヘッドレストに掛けています。
紐は以前試作で使った青い合皮生地で、余りでトートバッグを作ろうとし、その取っ手になるはずでした。
この紐は中表にして縫い、表に返す時に生地が厚すぎて大変苦労したため、この一本だけ作って諦めました。ここで使えてよかったです。
今度同じようなものを作るなら、折り畳んで縫う方法にします…
紐は端にDカンをつけてカラビナに通しました。
運転席ポケットのサングラス入れなど。
左の二つは無印良品のケースに、上で使ったのと同じ合皮を筒状に縫って被せています。
前の車の内装は鉄板剥き出しの部分が多く、マグネットフックにサングラスを掛けていたのですが
今回の車は樹脂やファブリックばかりで不便。
右端のMeltecは緊急脱出ハンマーです。カバーがなかったので制作。
もう一つ、夜に対向車のライトが眩しいのでイエローサングラスを買ったのですが
オーバーグラスにしたので大きすぎ、上の無印ケースや手持ちのハードタイプのメガネケースに入りませんでした。
そこでがまぐちを作り、別の場所に収納することに。
他の物に押されても潰れないよう、変わった形状のがまぐち金具で試作。
まずはボール紙で仮組みし、サングラスが入るか確認して大きさを決めます。
出来上がり。
布の間にダイソーで買ったポリプロピレンシートを入れ、セミハードケースにしています。
シートはボール紙でも良かったのですが、湿気対策です。
サングラスもばっちり入ってます!
内布はニワトリさん。フエルト上の接着芯を使ったので少しフカフカしています。
この金具は箱足がま口と言いますが、ネットで製品を見るとその名の通りもっと箱っぽい形に仕上げるようです。
とても可愛い形ですが、今回のサングラスは入りません。
筒型に作るのはイレギュラーだと思いますが、自分用だし構いません。
もちろん既存のレシピは無く、例によって行き当たりばったりの制作でした。<RK>