オランダの夏のイベントいろいろ

オランダで一番好きな季節がやってきました!

初夏~夏にかけて(5~9月くらい)がアウトドアで活動するのにベストシーズンです。

今回はスポーツ観戦と音楽フェスに行ってきたのでその時のレポートです!

まずはテニス観戦。6月半ばだったのですが、この日は雨が降ったり止んだりの状態に加えて気温30度、という日本のジメジメの梅雨を彷彿させるような天気でした。

そもそもこの時期は雨が降らないカラッとした爽やかな季節のはずなのになぁ…

冒頭でもベストシーズンと書いたばかりですが…

今思えば今年はこの時期が一番暑かったです(と言ってもMAXで30度くらいなので日本の皆さんごめんなさい…)

今回訪れた「Libema Open」という大会は国際大会で、グランドスラムほどのレベルの高さではありませんが、一応ATP250(男子プロテニス協会公式戦で、試合の成績に応じてポイントが加算され、選手のランキングが決まる)の大会でした。

テニスの会場は有明テニスの森をひとまわり小さくしたような感じで、

階段状の観客席のあるセンターコート(この大会は芝)もあれば、一般人が使うハードコートなどもあって、この日はこの大会以外にも様々なイベントをやっていました。

最近流行りのピックルボール!

割と気軽に誰でも楽しめるのが人気と聞いていたけど「無理そう…」って思いました…結構ハード…

さて試合ですが、男子の準決勝2試合を見ようと思って行ったのですが、雨で試合が中断していて、その前にやっていた女子の試合がまだ終わっていない状況でした。

写真はセンターコート。雨も上がって、そろそろ女子の試合が再開するかな、という時の様子。

再開してもまたすぐに雨で中断…を繰り返すたびに観客はコートを離れて屋根のある屋内やカフェなどに移動します。

コートの外には屋台やテニスショップ、DJブースなどもあり、飲食スペースも併設されていたので、テニス以外でもお祭り気分でなんだか楽しかったです!(ただ蒸し暑かった…)

ピックルボールのラケットを見ようと思って入った店の名前が…

ウェアのプリントに「渋」の文字が見えたので「渋谷」をなんとなく想像したのですが「渋い」でしたwww謎だらけでした…

屋台スペースには仮設のトイレがいくつかあったのですが、どこも驚くほど綺麗でびっくりしました。(オランダはそもそもヨーロッパの中でもかなりトイレが綺麗な国だと思います!)

中でもウォシュレットの仮設トイレに目を輝かせてしまいました!!

しかも他の普通のトイレは長蛇の列なのに、ここだけ空いてました…

ついにオランダにもウォシュレット進出か??と思いましたがやっぱりオランダ人には受け入れられないかもしれませんね…

便座に座ると目の前のモニターに使い方の動画が流れるという素晴らしい仕様なのに残念…

ということでテニスの中断が長すぎて、お目当ての男子の準決勝は1試合しか見られず(1試合目が終わったのが21時)帰宅しました…車で1時間かかる場所だったのでやむを得ず。

お次は7月半ばに行われたNorth Sea Jazz Festivalについて。

こちらはヨーロッパ最大の「屋内型」ジャズフェスで毎年3日間に渡りロッテルダムで開催されています。

私が行ったのは2日目でしたが、見たいアーティストのタイムテーブルが被りまくるという贅沢な悩みが…(フェスあるあるだと思いますが)

一部、屋外ステージでも演奏があるのですが、基本は有楽町の国際フォーラムみたいな感じで、屋内に大小さまざまな規模のライブ会場が10箇所以上ありました。

フェスなので、基本はどの会場でもビールやドリンク片手に踊りながら歌いながら自由に鑑賞、出入りも基本自由です。

ただ、人気アーティストの場合はキャパを超えると制限がかかってギリギリに行くと入れない、なんて会場もありました。

こちらは2階席最前列から見た中規模のライブ会場の様子。

オランダ人はみんな背が高いので、groundフロアだと何も見えないことが予想されたのでここはベスポジでした!おまけにカウンター付きだったのでフェス飯+ビール片手に優雅に楽しめました!

ちなみにこの会場は藤井風さんのステージ直前の様子です。

初のヨーロッパツアーでオランダにも来てくれるなんて胸熱です!

日本の音楽がオランダ人に受け入れられるのか興味深々でしたが、みんな終始ノリノリに踊りながら楽しんでいるのを上から俯瞰して見ることができて、もちろん生で風さんのステージをこの規模感で見られたことにも感動しましたが、オランダ人にも日本の音楽が受け入れられた気がして、それもすごく嬉しかったです!

最後はサッカー観戦。

8月頭の日曜日のお昼すぎ。気温は6月から一転して20度。7月半ばからずっと平均して22、23度くらいで、半袖では肌寒いくらいの涼しい夏です。

オランダの国内リーグで毎年首位争いをしているAJAX(アヤックス)vsASモナコのフレンドリーマッチを見に行きました。

そもそもこの時期はリーグ戦もチャンピオンズリーグも終わり、サッカーはオフシーズンです。

日本でもつい先日リバプールとマリノスが親善試合を行ってましたよね!

シーズン中にオランダ国内リーグのチケットを取るのはかなり難しいのですが(ファンクラブに入会してないとほぼ取れない)今回はどうにか取れました…

夏休み中ということもあり、家族連れが多かったです!

スタジアム周辺のカフェバーはどこもすごい人混みです。

アヤックスのスタジアムの正式名称は「ヨハン・クライフ・アレナ」

ヨハン・クライフはオランダサッカー界のレジェンドで、現役時代は知りません(私が生まれる前に活躍した選手)

記憶にあるのはバルセロナの監督をしていた時のクライフ。

そのクライフが所属していたクラブなので、スタジアムに彼の名前を冠したそうです。

アレナ=アリーナ。天井は開閉式で、太陽光ソーラーパネル付きだそうです。この日は天井が少し開いていました。ピッチに光が差し込んでいるのがお分かりでしょうか?

オランダ最大級のスタジアムで5万5000人収容できるそうですよ。

ここに来るのは2回目でしたが、今まで観戦したサッカースタジアムの中で、観客席が一番急勾配だと思います。

狭い敷地で大人数を収容するには確かに効率的ですよね。

観客が総立ちになっても前の人の頭が気にならないくらいの段差で、確かにすごく見やすい。ちびっこの日本人の私でも安心ですw(写真で伝わるかな??↓この写真は試合開始前に観客全員立っている状態です)

ただ、初めて来た時はピッチとの高低差に目がくらみました…

(でも不思議と試合中はまったく気になりません)

この試合、ほぼ100%アヤックスファンで埋め尽くされていたのですが、私は密かにモナコの南野拓実選手を応援していました。

ピッチの1枚目の写真、赤丸で囲っているのがシュート練習中の南野選手。

2階席のかなり上の方からでも肉眼で確認できました!

後半65分、南野GOOOAL!!感情を抑えるのに必死でしたw

アウェーにも程があります…

その後アヤックスが同点に追いつき結果は2-2。なんとかオランダっ子の平穏が保たれました…

このスタジアムは自宅からバスで1本、30分弱で行けるので、本当はもっと頻繁に行きたいのですが、チケットが本当に取れない…

それくらいサッカーはオランダ人にとって国民的人気スポーツなのです!

今月はもう1つ、日本の有名なピアニストが、以前のブログでも紹介したアムステルダムのコンサートホールに公演に来るのでそちらにも行ってきます!いつかのブログでこちらも紹介できたらな、と思います!

とにかく日が長くて天気が安定している夏のあいだに楽しめるだけ楽しんで、来たる冬眠生活に備えたいと思います(笑)

とはいえ、全天候型のスタジアムや室内型のライブ会場など、雨の多いオランダならではの素晴らしい施設が多いなと思いました!<KY>

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