オランダは3月の最終週の週末よりサマータイムになりました!
(日本との時差が-8時間から-7時間になります)
この切り替え日だけは睡眠時間が1時間減って損した気分になりますが、日照時間がぐんと長くなった感じがして私にとっては嬉しいサマータイム到来です。
現在は20時すぎまでは電気をつけなくても明るい室内で過ごせます。
気温はまだ不安定ですが平均で15度くらいでしょうか。まだまだ夏の気候とはほど遠い感じですね。
さて、今回はオランダのメジャーな食べ物についてご紹介したいと思います。
よく日本の方に「オランダでチーズ以外に有名な食べ物って何があるの?」と聞かれます。確かに私も旅行でオランダに行くまでは「ゴーダチース」と「ワッフル」くらいしか知らなかったです。
「エルテンスープ」(えんどう豆のスープ)については以前のブログで紹介しましたが、これは冬の食べ物。ではいつでも食べられるもので有名なものって何だろう?と考えたところ、いいのがありました!
ズバリ「パンケーキ」です!!
あ、これは日本でよく食べられているオシャレでふわっふわな何段重ねにもなっているあのパンケーキではないですw
オランダ語では「pannekoeken:パンネクック」と言い、見た目はクレープみたいな食べ物です。
生地の中身は小麦粉、卵、牛乳、といたってシンプル。
クレープよりはやや厚みがあって、もっちりとした食感です。このもっちり感は小麦粉の種類が特殊なのかな?とも思います。
だいたいどの店でも直径30cmくらいはあって、そのまま広げた状態で出てきたり半分に折って提供されたりと店によってカタチはさまざまです(でも広げた状態の方がメジャーかな?)
フランスのクレープと同じで、甘いものとしょっぱいもの、両方のトッピングがあります。
私が食べるのは圧倒的にしょっぱい方で、ランチにちょうどいい感じのボリュームです。
ハム&チーズが定番のようですが、私のお気に入りはチキンと野菜が入ったパンケーキで、バジルソースにディップして食べるがっつり食事系のやつです。
クレープよりも食べ応えがあるし、ピザほどヘビーじゃない感じ?が割と気に入っていて、ひとり外出先でランチ、って時には結構な頻度でパンケーキを食べます。
こちらはベーコンとりんごのトッピング。
一応しょっぱい系に分類されてましたが甘酸っぱいりんごがベーコンのしょっぱさをより引き立てている感じがしてなかなか美味しいです。りんごをめちゃめちゃ食べるオランダらしいメニューです!
私は生クリームが苦手なので、甘い系はほとんど食べない(ほとんどホイップクリームが山盛りでトッピングされてるのでw)のですが、ある夏の暑い日に、どうしてもアイスクリームが食べたくなって、たまたまメニューで見つけたアイスクリームトッピングを注文したら、まさかのカップアイスをそのまま中央にドーンと乗せただけのものが出てきて驚愕しました。(これってただパンケーキの生地焼いただけじゃん…とこれを注文した誰もが思ったに違いありません。。。)
それはさておき、甘い系のパンケーキだと、もうひとつちょっと違ったカタチのパンケーキがあって、私としてはこちらをお勧めしたいです。
それはオランダの伝統菓子のひとつ、「poffertjes:ポファチェス」です。
パンケーキと同じ生地を小さな円盤状にして焼いたものです。
一口サイズでパンケーキよりは厚みがあるので、よりもっちり感を味わえます。
意外にもパンケーキ、ポファチェスともに生地に甘味はないので、トッピング以外に甘みが欲しい人は卓上に必ず置いてあるシロップや粉砂糖を好きにカスタマイズして食べるのが一般的です。
このポファチェスは甘い系一択しかありませんが、私のお気に入りはバター&粉砂糖の一番シンプルなやつです。バターがじゅわ~っと生地に染み込んで、そこに粉砂糖の優しい甘さが中和してとっても美味しいです。(もちろんシロップや追い粉砂糖はナシで!!)
パンケーキを知っている人は多いかもしれませんが、ポファチェスはあまり知られていないかな?と思うので、オランダに来る機会があれば、ぜひこちらも試してみてくださいね!
余談ですが、生地に甘みはないとはいえ、食後にコーヒーが飲みたくなるのは他のスイーツを食べた時と一緒でして…
でも残念ながらパンケーキの店でコーヒーが美味しい店にいまだ巡り会えていないので、たまたま帰りに近くにあったスタバに入ってみたところ、このスタバがとっても素敵だったので写真をシェアします!
17世紀に建てられた建物の内装だけをリフォームしたような店内で、ところどころに当時のデルフトタイルが残されていました。
全部壊さずにこういう古き良き伝統を残してくれるってすごく素敵ですよね!
たまたま入った店だったので、何だか得した気分になりました!<KY>