山手西洋館「世界のクリスマス2009」2

いよいよ2009年も残すところ数日ですね。山手西洋館のクリスマスイベントも、25日で終了しました。毎年大変多くの方が訪れるイベントで、今年もたくさんの方がいらっしゃいました。少しでも多くの方に絵付けタイルの存在を知っていただけたなら嬉しいな、と思っています。

私は初日に行きましたが、2週間後に再訪しました。山手111番館でポルトガルをテーマにコーディネートをされたローヤルフラワースクール銀座校の斉籐良枝先生に、当工房のタイルや陶器をコーディネートの一助としてお使いいただいたのですが、初日以降、若干追加がありました。それを見に行ったのです。

その写真がこちら。タイルや陶器がリズミカルにl立体的に配置されていました。一つ一つの小物が目を引いて、すごく可愛いです! ちなみに右の写真は初日の同じテーブルです。こちらも視線を引き込むレイアウトで素敵でした。

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他にも初日と違っている所がありました。こちらのアズレージョ(タイル画)の部分です。左の写真は初日のもの、右は二週間後。初日の青いお花と青いタイルのコーディネートはシックで落ち着いた雰囲気。新しいほうはリボンの赤とタイルの青が互いの色を引き立てて、こちらも素敵でした。

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他の西洋館も行きましたので、陶磁器やスペインに関したものを少しご紹介しますね。

こちらはイギリスがテーマのベーリック・ホール。貿易商だった英国人ベリック氏にちなんで、ダイニングのコーディネートは東洋文化を取り入れたもの。このツリーは先日NHKの番組「美の壷」でも紹介されていてご覧になった方もいらっしゃると思いますが、大胆にも青い絵付けの磁器がオーナメント代わりに吊るされている、陶磁器好き垂涎のツリーです。落ちて割れちゃったりしないだろうか、それだけが不安ですけれど… 左の写真がツリー全景、天井近くまであるとても大きいものです。真ん中はオーナメントになった磁器。右はテーブルコーディネート、帯をテーブルセンターにし、中国風絵付けの食器や漆の碗が並べられています。

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またベーリック・ホールは建設当時に流行したスパニッシュスタイルの建物で、デザインにはアルハンブラ宮殿のイメージなども取り入れているそうです。下の写真、左は外観。明るい色の塗り壁にスペイン瓦、一階の上部がアーチになった窓なども、まさにスペイン風です。真ん中は階段。手すりのアイアン装飾がスペインぽいです。右の写真は二階の小窓。イスラム建築の影響を受けたスパニッシュスタイルって感じですよね。

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こちらはノルウェーをテーマにした「外交官の家」の暖炉です。レリーフタイルで覆われています。飾られた植物の緑が、タイルの緑の釉薬(うわぐすり)と合っていて素敵でした。

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そしてイタリアがテーマのブラフ18番館。キリスト生誕のジオラマがありました。三博士到着のシーンです。ラクダが幸せそうな顔をしています。たぶん陶器だと思いますが、樹脂かもしれません…

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結局どの西洋館も二回ずつ見学したことになるのですが、生花のアレンジが初日とは変わっているものが結構あったので、両方見ることができて得した気分になりました。生花はさすがに1ヶ月近く持ちませんから、途中で追加されたり変えられたりするんですね。

日が落ちるとイルミネーションが始まります。左は外交官の家、右はブラフ18番館。空気の澄んだ冬の空は刻一刻と色が変わってゆき、ライトアップされた西洋館が風景に浮かび上がってきて、とても素敵な夕暮れでした。<R.K>

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スペインタイルアート工房HP

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