先日、渋谷の松濤にある戸栗美術館に行って来ました。
ここは陶磁器専門の美術館で、高級住宅街にひっそりと佇む素敵な美術館です。今回の企画展は(既に会期は終了。)「町人文化と伊万里焼展ー器から見る江戸の食ー」です。伊万里焼の大皿、中鉢、向付、徳利、そば猪口、急須などが陳列されていて、江戸町人達がこれらの器でお酒を飲んだり食事をしたりしている様子が目に浮かび、江戸時代の豊かな食文化がよく伝わってきて、とてもよい企画展でした。
このミュージアムショップで、面白いものを見つけました。
それがこの「切り紙そばちょこ」です。切り紙遊びもそば猪口も 、どちらも江戸時代に流行したものだそうです。
そば猪口好きの私は迷わず購入。中には代表的な30種類の図柄の説明文と型紙シート、色紙が入っています。その他そば猪口の歴史や用途、形、色に関するコラムなど、ためになる話が沢山書かれています。
マイコレクションのそば猪口を出してきて、模様と説明文とのにらめっこ。うーん、奥が深い。ほとんど骨董市で買ったものですが、これらを江戸町人が実際に使っていたのかも!と想像すると、とっても楽しくなります。そば猪口と言ってもそばをつける以外に、和え物をのせたり調味料入れにしたり、お酒を飲んだりと、色々な使い方をしていたそうです。現代の使い方と一緒だったんですね。
さて、いざ切り紙に挑戦。小学校の図工の時間以来です。型紙と色紙をホチキス止めし、カッターで形通りに切るだけ。なーんだ、簡単、簡単。と思ったら、結構曲線が難しい…..。4枚作ってみたのですが、線がなんだかぎこちない。しかも指が痛い。かなり力を入れて切っていたようで、確かに必死でした。
出来上がった切り紙はフォトフレームに入れてインテリアに。友人に音楽や旅行写真のコピ−を渡す際のCDケ−スの表紙にも良いかも。絵手紙ならぬ、切り絵手紙も粋かもしれませんね。江戸町人たちはどんな風に使ってたんでしょうね。江戸時代にタイムスリップしてみたいです!<KY>
(そう言えばこんなテレビドラマが最近ありましたっけ….。)