おいしいサンマと知る人ぞ知る「高政の笹かま」が有名な宮城県牡鹿郡女川町。
google mapで上から見てみてください、リアス式海岸のぐねぐねがどこかに似てる・・・
そう、スペイン北部のガリシア地方です。
地形が似ていることだけではなく、スペインでとれる牡蠣のタネは、その昔女川から運ばれたそうです。そんなこんなでスペインともつながりの深い女川。町の復興に海外の古き良き文化も取り入れて“人にやさしい”町づくり、を目指している中で、スペインタイルも取り入れられることになりました。
涼しくなってきた10月の初め、私が伺ったのは「みなとまちセラミカ工房」。
女川高校の校庭があったところに作られた小さな商店街「きぼうのかね商店街」の中にありました。
この商店街、小さいながら何でも揃っていてビックリ!100メートルも歩かないのに、電気屋、床屋、居酒屋、接骨院・・・そしてセラミカ工房。
8人が余裕で座れる素敵な工房で、着々と女川スペインタイルが作られています。
スタッフは5名、皆さんデザイン制作や陶芸の経験がある方達なので、スペインタイルの絵付けもあっという間に上手になり、色合いやデザインも素敵な「女川スペインタイル」が出来上がっていました。
今後は小さなタイル雑貨を販売していくとともに、女川の人達や女川に来てくれた人達向けの絵付け体験教室の開講、そして更地になった町に少しずつ建物を建てていく中で“番地の表示”“通りの名前”“公園のプレート”や新しく作られるお散歩道に手描きの絵タイルをはめる等、何百枚もの女川スペインタイルが町に溢れる事を目標に日々楽しみながら進んでいきたい、とのこと。
<女川スペインタイル、デザイン募集中!>
スペインタイルアート工房の生徒さん、卒業生の皆さんにお願いがあります。
みなとまちセラミカ工房ではたった5名で何百枚ものタイルを作
る!というミッションが待っています。作るだけで大変、大忙し!デザインを作っている時間がありません。私達スペインタイルアート工房の講師もできる範囲
でがんばりますが、皆さんも、もしちょこっとお時間があったら「こんなの使ったらどうかな?」
という下絵を描いてくれると助かります。スペインタイルアート工房より薄謝をお支払いしますのでぜひぜひお願いします。大きさや技法、用途は問いません、
普通の絵タイルを作るイメージで結構です。将来この素敵な港町に飾られるイメージを膨らませて描いてみてくださいね。ちなみにこんなモチーフがあると嬉し
いです。
「海」「灯台」「うみねこ」「かもめ」 なんといってもあのきれいな海!
「サンマ」「ホタテ」こんなにおいしいの?とびっくりするほどおいしい!
「マンボウ」マンボウって水族館でしか見た事無かった。たまに水面にプカッとでてくるそう。
「くじら」ホエールウォッチングが出来るって?これも知らなかった。
「船」「大漁旗」漁師の町です
「きぼうのかね」JR 女川駅前にあったからくり時計の鐘。駅舎とともに流されてしまったものの1 つだけが瓦礫の中から無傷で発見されました。復興のシンボルとして商店街の名前にもなっています。このタイルに貼ってある黄色いシール、みてみてください。
より具体的に画像を見てから描きたいな、という場合は「女川 画像」と「希望の鐘」「灯台」「獅子舞」などで検索してみてください!
私達スペインタイルアート工房の講師も「自分の好きな事で復興に貢献できたら」何より嬉しく思います。もし皆さんも「素敵な町ができるように何かしたいけどどうしたら?」と考えていらしたら、どうぞ皆さんの好きな絵を描いて送って下さい。お待ちしています!(お送り下さったデザインは当教室内で厳重に管理し、当初の目的以外には使用致しません。また、デザインをそのままではなく、その一部を使用させていただくなどの使用方法につきましては当教室にお任せいただきたく宜しくお願い致します)<YF>
<みなとまちセラミカ工房 今後のイベント情報>
11月1日(木)2日(金)9日(金)10日(土)11日(日)
10:00〜12:00 13:00〜15:00
クリスマスタイルの体験教室を開催します。
宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜字十二神60-3 きぼうのかね商店街内
tel&fax 0225-98-7866 ms_cobo@ybb.ne.jp
(ご希望の日時を電話かメールでご予約お願いします)