キャンドルメルターってご存知ですか?
ロウを燃やさず、溶かしてアロマを楽しむものです。
詳しくは「candle melter」で検索してみてください。
火を使うアロマキャンドルも使っていますが、疲れている時に消し忘れて寝落ちしたら怖い… ということで、電気を使ったキャンドルメルターを作りました。
使用中の写真。キャンドルが溶けかけているところです。
構造は3分割で、下から電灯・本体・キャンドルポット(皿)としました。
まずは本体を粘土で作り、半乾きになったらデザインシートを当てて上部の「星」だけ転写します。
粘土は乾くと縮むので、デザインシートはPCで作っておき、半乾きになってから正確に測り、画像加工ソフトでサイズを調整してから使います。
上から2段分、六角形の星を透かし彫りにします。電気の灯りは見えるけど電球本体は見えない想定。本体の形は蓋も底も無い円筒形。下辺の穴はコードを通すためのものです。
いきなり絵付けの写真ですが、乾かして一度焼成しています。
さらに縮むため、焼成したらまたデザインシートを調整して使います。
軽ければ円筒に腕を通して絵付けするのですが、高さが20cmほどあり重いので、棒を通して宙に浮かせて絵付けしています。
キャンドルは皿に置きます。この皿も粘土から制作。ピッタリじゃなくても大丈夫なので適当です。すでに素焼きが終わって絵付け中。といっても単色で塗っただけですが…
さてここで前回の記事で予告した、ラ・ランブラで購入した10cm皿の登場です。
といっても、台にしただけ…!
初めはタイルをカットした台を作るつもりでしたが、サイズがジャストで高台もあるのでこの皿を採用。
皿には電球ソケットを固定するためのネジ穴を開けます。
皿は周囲だけ釉薬を流しました、これはケチっているのではなく、滑り止めを考えてのこと。円筒が素焼きのザラザラした面(白い部分)に乗り、周囲の盛り上がった釉薬はストッパーになります。
こちらは裏側です。ネジは六角ナットで留める仕様なので、大きめに欠いてあります。
電球は熱を持つハロゲン球です。E26のソケットにE17の電球を使うため、変換アダプタをかませてあるので、電球ユニットの背が高くなっています。このおかげでキャンドルメルター本体も大きくなってしまいました…
E17がそのまま使える手頃なソケットを見つけることができませんでした。
手持ちのアロマキャンドルは芯があるので、キャンドルメルター用のキャンドルを作ります。好きなレシピで作れるのが楽しいです。型は手元にあった某チョコレートの空きパッケージ・・・
使用中の写真。キャンドルが完全に溶けたところです。右下に皿を伏せておいてありますが、熱伝導率が良いよう電球の当たる裏面を濃い色にしました。でも白くても問題なかったみたい。あっという間に溶けました。融点の低いソイワックスを使っているからかな?
皿はキャンドルの種類を手軽に変えられるよう複数個作りました。
溶けた状態で別容器に流して片付け、違うキャンドルに変えても良いのですが、面倒くさがりなもので…
このキャンドルメルター、手軽なことと、煙が無いことが気に入っています。
ゆらぐ炎の癒しが無いのが淋しいですけどね…<RK>