展覧会出品作品 (2017年オールドキッチン 5)

オールドキッチン4」の続きです。

今回は樹脂粘土で作った野菜たちをご紹介します。いつものように作成途中の写真がほとんど無いのですが…

中央テーブルの上に木箱に入った野菜を置くことにしました。
水差しも入っているのは、高さを出したかったことと「タイルアート展」なので陶器も置いとこうと思ったから。

「吊り下げニンニク」はこのハウスに絶対必要なアイテムであるため、制作初期に作っています。おかげで余裕があったせいか制作中の写真がありました。

素材でずいぶん悩んだのですが、芯は紙バンドを裂いたものにしました。上端のほう、元の紙の色が見えていますね。

3個を麻紐で束ねます。

一度三つ編みして、また3玉のせて三つ編み、その繰り返しです。途中で手が離せないため出来上がっております…
紙バンド、太すぎました。でもこれ針金だとどうにも不自然に出来てしまうのです。次に作る時はまた別のこと考えると思いますが、もう二度と作らないかな…?
紫ニンニクも作りました。色は筆で描いています。

ついでに同時に作っていた茄子とカリフラワーも出来上がっております。

茄子の右上にあるのは茄子のヘタですね、4個めの本体は作らなかったようです。ヘタの先端は茄子に接着後、ハサミでカット。先端を長く作っておくと色を塗るときにも持ちやすいし、接着後にバランスを見ながら整えられます。

カリフラワーの白い部分は丸めた粘土にヘラなどで区分け線を入れて、歯ブラシで叩いてぼこぼこの跡を付けています。葉脈は筆で描きました。

制作途中の写真。ニンニクは着色して乾かし中。発泡スチロールに刺して乾かすのですが、紙ヒモなので気持ち良く刺さってくれないし、ニンニクの重みで倒れてきます。

他も粘土の乾燥待ち。茄子は黒っぽい仕上がりにしましたが、土台は紫です。

じゃがいも。丸めて凹みを作って塗るだけ、別の場所でも使うため沢山作りましたが、大量制作も簡単です。
濃い茶色部分はスパッタリングです。一般的なスパッタリングはブラシで網を擦って塗料を飛ばしますが、対象が小さいので筆と歯間ブラシでやりました。

パプリカ。これも作り方を書くほどのものでは無いのですが、固まり粘土にヘラでくびれを入れて形作っていきます。スペインのパプリカは巨大なので、ミニチュアなのにでっかいな~と思いながら制作。これ以降は展覧会まであと1週間を切った頃に作っています。陶土と違って窯で焼く必要がないため、ギリギリでの制作になっております。

ねぎ。作った時のメモが見つからず… 作り方はともかく、使った絵の具の色番号は基本的にメモしているのですが、〆切に追われてメモを残す時間がなかったようです。この頃になると「作りたいから」でなく「野菜箱を埋めるため」の制作になります。

作り方は薄く伸ばした粘土の半分を緑に着色して、適当にハサミを入れて巻いたのだと思います、たぶん。巻き終わってから根など着色。

きのこ。スペインといえばシャンピニオンですよね! 今回はスライスしないので、一塊の粘土から茎を引き出し、傘の内側をヘラで凹ませる簡単手法。

にんじん。オレンジの固まりに茎を刺すだけの簡単仕様。葉をつけたら大変ですが、時間もないのでこんな感じで。茎も粘土です。

アーティチョークは粘土でマラカスみたいな形の芯をつくり、そこにガクを一枚ずつ貼っていきます。肉厚なガクは薄い葉を作るときと比べ形崩れしにくく、思ったより簡単にできました。

ここで完成の予定だったのですが、野菜箱に並べた時にどうしても気になる隙間があり、急遽カブを追加することに。
この時点で展覧会3日前。写真を撮る余裕があったというよりは、全然撮影していないことに気付いて撮った感じです。

葉と茎と本体の3パーツに分けて制作。

前日に完成。

これでなんとか整いました!

このドールハウスでは久しぶりに樹脂粘土小物をたくさん作りました。
次回も食べ物特集(の予定)です!<RK>

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