展覧会出品作品 (2017年オールドキッチン 4)

オールドキッチン3」の続きです。

制作の順番が前後しますが、仮配置の様子です。

ある程度小物が出来てきたら、それらを仮配置します。

大物家具は初めのイメージスケッチにありますが、実際に配置して出来た空間を埋めるために、あと何を作る必要があるか洗い出していきます。この頃になると〆切(展覧会初日)が近くなっているため、残り時間と相談しながらの作業です。

所々にある白い陶器は仮配置モノとして分かりやすいですね。
陶器類は陶土から成形したあと一度素焼きし、その後絵付けして本焼きとなるため〆切ギリギリになって足りないとなっても間に合いません。また成形してから素焼きするまでに壊れることも多いので、あらかじめ多めに作っています。
しかしその多めに作ったもの全てに絵付けしても時間の無駄なので、仮配置の結果必要なものだけ絵付けします。

コンロ周りも置く位置やモノを決めていきます。鍋はこのあと中味(料理)が入る予定。

写真中央下に紙で作ったコの字があります。ここに小テーブルを作ることにします。赤い壷もこのあと絵付けします。

小テーブルに何を置くか決め、テーブルの高さや奥行きなどを決定。水差しは側面に引っ掛けるつもりです。

こちらが出来上がり。天板より脚がだいぶ内側になったので、ぶら下げる水差しは4つでなく3つになりました。

他、今回は様々な小物をご紹介。

ドールハウス・ミニチュア関連のHOW TO本はだいぶ集めましたが、実際に作るときに参考にすることはあまりありません。参考にならないとか、真似したくないとかではなく、大抵は作りたいものが載っていないからです…
でも本は見ているだけでも楽しいし、そのものズバリでなくても参考になるアイデアはあるので買っちゃうんですよね。

そんなわけで「作り方」を考えるのに結構時間を取られます。長めの通勤タイムは考えるのに良い時間です。今回ご紹介するものの中だと、薪、ほうき、パスタなどはだいぶ頭を悩ませました。
キッチンツールやちりとりは多少リデザインしますが、写真を見ながらそのまま作れます。
イスの座面やカゴの編み方はまた別で、実物の作り方を調べます。もちろんミニチュアなのでどこか端折って作る感じになります。

まずご紹介するのは薪です。

はじめは小枝を拾ってくるつもりでしたが、ヒノキ工作棒を裂いただけで良い感じになりました。薪の写真とにらめっこで着色。皮の部分は樹脂粘土を塗りつけました。長さは約4cm。
昔やはり薪を作ったことがあって、その時は小枝を使ったんですよね。虫が出てきたら怖いので何日か水に沈めてから乾かして使いましたがちょっと面倒でした。

ほうきは100円ショップをうろついて見つけたタワシをほどいて制作。ほどいた繊維は太さにばらつきがあり、そのなかから細めのものだけより分けて作りました。束部分も薄めに着色しています。

ほうきと言えばちりとり。この形のちりとり、可愛いですよね。写真を参考に作るといってもミニチュアだとサイズ感も違ってくるので、写真はあくまでも参考で、自分が欲しい形のものをデザインし直します。

かご類。自宅にある本などで作り方を調べて編みます。といっても実物そのままの本数で編むと大きすぎるし、欲しい形が本に載っているとは限らないので、そのあたりはアレンジして目的の形や大きさになるようにしています。

左のかごは麻紐から作っていますが、そのままだと太すぎるので撚りを3本に解いて編みました。ジャガイモ入れにします。(仮配置の写真に登場しています)
右のカゴはフラワーアート用の細いワイヤーで制作して着色。パン籠にします。

キッチンツール。

ヒノキ工作棒から削り出して着色しただけです。ナイフの刃はアルミ板から。

バケツはイメージが固まりきらないまま作ってしまい、イマイチの出来になってしまいました… (そして作り直す時間がなかった)

この記事1枚目の写真、キッチンカウンター左下に置いてあります。灰かきバケツなので大きめにしたのですが、もう少し小さいほうが可愛かった… それにブリキっぽく着色したほうがよかったかも? バランスって難しいです。

取っ手は陶器と真鍮ですが、本体は紙で作っています。

乾燥パスタ。パエリアに使う「フィデウア」というパスタです。
薄く伸ばした樹脂粘土を丸棒に引っ掛けカーブの形をつけ半乾きになったらハサミでカット。丸棒に乗せるのではなく巻き付けるとか、型取りするとかいろいろ考えましたが上記の方法がいちばんでした。

ただし乾きすぎると切るとき折れちゃうし、生乾きすぎるとカーブが伸びちゃうので良い形のものを作るためにかなり沢山作りました。わりと上手く出来たものはパエリアに使い(今後のブログでご紹介予定)、イマイチのものはこの瓶に。

瓶といってもこれはプラスチックでプラ板を熱で曲げて作っています。高さ約2cm弱。

イスは何度も作っていますが、いつか編み座面のイスを作りたいと思っていました。編み方はネットで調べ、たこ糸みたいなので編みましたが、そのままだと味わいがないので若干着色しています。座面は3×3cmです。

ちょっとタイル・陶器とは離れてきていますが… 次回も小物をご紹介します。<RK>

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