最近めっきり自宅での制作を怠っている私ですが、今、ぼちぼち取り組んでいる制作途中の作品があります。2月に旅行したヨルダンで見た素晴らしいモザイクタイルを自分で作ってみたくて、たくさん買った絵はがきを参考にとっても細かい作品作りをしています。
行ったのは、ヨルダンの首都アンマンから南へ30キロほど行ったマダバという街。そこからさらに10キロほど行くとネボ山という山があります。この山は、旧約聖書の中で“モーゼ終焉の地”と言われていて、山の上には、モーゼを記念して建てられた教会の遺構が残されています。(この山を下れば死海、その先20キロほどでエルサレムです。)
マダバの街にもたくさんの教会があり、ネボ山の教会とあわせて、どこの教会もとても古いモザイクタイルの床が残されています。床一面に埋め尽くされたモザイクタイルには、本当に圧倒されました。というわけで、この街は今でもモザイクタイル作りが盛んで、お土産品としてモザイクタイルの作品がたくさん売られていました。
さてさて、私の作品作りですが、一枚のタイルに鉛筆で、モザイクの様に細かい線を引いていきます。そして、各パーツに色を落としていくのですが、4枚組を制作中で、鉛筆書きだけで、一苦労・・・。20分くらいで手が疲れるので、休み休み、時間をかけてます。で、色流しはまだまだ先になりそう。完成したら、またご報告しますね。(あ、上手く出来たら・・ですが。)
<MK>スペインタイルアート工房HP