前回は南仏プロバンスの村、「リル・シュル・ラ・ソルグ」で見つけたプロバンス焼きの陶器についてご紹介しました。
今回はこの村(通称:南仏骨董村)について書きたいと思います。
場所はアヴィニョンから電車で20分。とってもこじんまりとした駅です。
まずはこの村の難しい名前ですが、「ソルグ川に囲まれた島」という意味だそうです。その名の通り、村には川が流れ、運河に囲まれるように建物が立っています。
さて、この村は年に2回、復活祭と8月のお盆の頃に国際アンティーク市が開かれることで有名です。世界中から骨董商やバイヤーが集まるそうですよ。
もともとは村おこしの為に開催したのが始まりだそうですが、
今ではロンドン、パリに次ぐアンティーク市場を抱えています。
現在、300ほどのアンティーク商が軒を列ねています。
足の踏み場もないくらい、ごちゃごちゃと物が置かれた古道具屋さん。
ニワトリがとっても愛らしい。
こちらは料理道具専門の骨董屋さん。
運河沿いにずらっと並んだテント。片っ端からのぞいて、お宝を発見しましょう。
タイルやカタルーニャの焼き物とみられるお皿も…..。
以前ブログで紹介したブルターニュ地方の焼き物、「カンペール焼き」。
この国際アンティーク市の季節以外も、毎週日曜日に市が立ちます。
骨董に興味がある方は、やはり日曜日に訪れることをオススメします。
また、午前中はプロバンスの特産品を扱うマーケットも沢山出るので、
南仏ならではのお土産を探すには最適です。
早朝からはりきって出掛けましょう。
南仏の特産、「タプナード」。オリーブのペーストです。パンに塗ったり
パスタにからめたり。個人的には蒸したじゃが芋につけて食べたら美味でした。
そしてオリーブをふんだんに入れた「オリーブのフォカッチャ」。
こちらは色とりどりの石鹸。ラベンダ−などのハ−ブやオリーブの石鹸が有名。
とってもかわいい柄の布地の数々。これでテーブルクロスやクッションカバ−を
つくるとか。
日本では手に入りにくいア−ティチョ−ク。日本名は「西洋あざみ」。
真夏の暑〜い日曜日でしたが、朝からたくさんのお客さんが来ていました。
とっても小さな村なのですが、毎週日曜日は活気に満ちあふれ、ヨーロッパ中から骨董ファンがつめかけるそうですよ。
骨董に興味がなくても自然豊かで温暖で、バカンスには最適です。南フランスへのご旅行を考えている方はぜひ行ってみてくださいね!<KY>