現在、国立近代美術館工芸館で開催中の「グェッリーノ•トラモンティ展」に行ってきました。
トラモンティ(1915-1992)はイタリアのファエンツァという、陶芸でとても有名な町出身の芸術家です。
私も10年くらい前にこの町に行きましたが、とにかく交通の便が悪く、たどり着くのに恐ろしく時間がかかった覚えがあります。でもそんな思いをしても行ってよかった!と思える町でした。立派な陶芸博物館があり、そこだけでも見応え十分。
伝統にとらわれず、現代陶芸家家の斬新な作品も多数展示してありました。
もしかしたら、トラモンティの作品も展示されてたかもしれないですね。
さて、この展覧会、個人的にはとっても気に入りました。トラモンティの男性的な大胆な作風と、女性的な繊細な作風との両方が見られたからです。
特に気に入ったのは猫ちゃんのデザインシリーズ。
どんなに疲れて帰ってきても、こんな猫ちゃんにお出迎えされたら疲れも吹っ飛んでしまうような安堵感をこれらの作品で感じました。
私も人の心に残るような、見てくれた人に何らかの感情を沸き起こすような作品作りをしていきたいものです。
展覧会は11/13(日)までやっています。
タイルアートにも参考になる作品がたくさんありますので、ご興味のある方はぜひ行ってみてください。
会場の工芸館の建物もとっても素敵ですよ!<KY>