2021年最初のタイル制作

2021年、新たな年が始まりました。

しばらくはステイホームが続きそうですが、その分自宅での制作時間が増えたと思って、前向きに過ごしていこうと思います。

ちょうど今作っている作品を紹介します。(あと1回焼くので未完成です)

2019年の展覧会に出品した「群青」(青系グラデーションのタイル画)と同じ技法でピンク系グラデーションのタイル画を制作しました。

まずはタイルにデザインを転写後、水彩顔料でタイルに直に線を描いて行きます。

一度焼きます。

シャーペンで境界線を大雑把に囲います。

デザインの線をきっちり囲うのではなく、ギザギザの葉っぱはまん丸に囲ったり、でOK。

釉薬を流す。境界線を越えてはみ出してもそのままでOK。

焼く。

最初の画像はそれが焼き上がったものです。

想定よりもこのピンク系の2色が似たような色になってしまいました。

右側のピンクよりも薄い、淡いピンクになる予定だったのですが、それよりも濃いピンクになってしまった。。。なんでだろ。。。

制作前に混色見本を作って、左から3番目のピンクにしたつもりだったのですが、焼き上がったら左から2番目の赤紫に近いピンクになってました。配合を間違えたか、釉薬を厚く盛りすぎたか、、、謎です。

でもこの色、よく見るとすごく綺麗な色。テストピースに単色で流した時よりもデザイン全体の多色の中で見る方がこの色がすごく映えて見えます。そして赤との相性も淡いピンクより良さそうです。これも怪我の功名、思い切って赤紫に近いピンクに合わせて修正することにしました。

この修正と同時にシャーペンで描いた境界線が白く残っているので、そこに色を入れて境界線をすべて釉薬で埋め、再度焼成したら完成です。

つくづく「焼きもの」って想像通りには行かないものですよね。焼き上がって窯のふたを開ける時はいつもドキドキします。たぶんそれが楽しくて辞めらないのだけど。。今年もマイペースで制作続けて行きます!<KY>

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