今回はエジプト旅行記、最後のブログです。
主に①旅の準備について②現地で食べた美味しいものを中心に書きたいと思います!

いつかエジプトに行ってみたい!と思っている方の参考になったら嬉しいです。
エジプトは日本人からすると異文化すぎて驚くことが多々あります。
どんな旅でも「郷に入りては郷に従え」ですが、なるべく現地でトラブらないようにできる限りの事前準備は必要だと思いました。
【事前準備してよかったこと】
①e-visaを取得
②博物館入館料や観光チケットのネット購入
③e-SIM購入
④Uberタクシーアプリの登録
⑤ネット購入したものを全てプリントアウトして「紙」として携帯
⑥のど飴大量持参
①エジプト入国にはビザが必要です。
事前にネットでe-visaを取得するか、もしくは現地の空港で直接購入するかのどちらかです。(1回限りの観光ビザで25USドル)
たまたまカイロの空港に到着したタイミングが混雑する時間帯だったのかもしれませんが、入国前のビサ購入カウンターは大行列でした…
事前情報によると購入にはUSドルが必要で、クレカも使用不可、と書かれていたので、私はUSドルも持っていないのでクレカが使えるe-visaにしたのですが、当日購入カウンターをチラ見したところ、クレカは使えるようでした!
このご時世にクレカが空港で使えないなんてねぇ…と思うかもしれませんが、エジプトではそういった常識は一度忘れましょうw端末が壊れて使えないことも想定しないといけないのです…
②とにかくあらゆるリスクを想定し、日程が決まっていて事前購入できるチケットは全て(ピラミッドや博物館のチケットなど)クレカで決済しておく。もちろん飛行機が飛ばなくて旅行が全キャンセルになる場合もあるので、行けると確定した直前の段階で購入するのが望ましいと思います。
案の定、事前購入できなかった/しなかった施設でクレカの使える券売機でチケットを買ったところ、中で紙が詰まったのか、紙がなくなったのか、決済後のチケットが発券されない、というアクシデントがありました泣。
またこの教訓から、クレカ決済でも係員のいる窓口で購入することにしたのですが、無事発券されたものの、チケットのバーコードの不具合で入場ゲートを通過できないというアクシデントにも見舞われました泣。
どちらも日本だったら係員がすぐに対応してことなきを得るのが一般的ですが、
エジプトでその常識は通用しません!遠慮気味に待っていても一向に係員はやって来ないので、引っ張ってでも連れて来て対応してもらいましょう!
(ただしメカニックのことはわからないから担当を呼ぶ、と言ってさらに待たされましたw)
③④便利な世の中になったものです。モバイルWi-Fiを持ち歩くこともなく、街で流しのタクシーをつかまえることもなくなりました!
観光地への路線バスもありますが、初心者にはハードルが高すぎるので、タクシーを利用するのが良いです。(もちろんローカルの雰囲気を味わいたいならバス移動もありです)ただしUberが使えるのはカイロだけです。ルクソールでは使えません。
⑤本来私は、全てをスマホひとつで済ませたい派で、普段は航空券もモバイルチケットでペーパーレスなのですが、念には念を入れてe-visaや博物館チケットと合わせて航空券もプリントアウトして行きました。ネットで購入した意味ないよなーとツッコミを入れつつ「今から行く場所はエジプトなんだ」と自分に言い聞かせて事前準備をしましたw
「紙」を準備したものの、現地では「スマホひとつで通過できるかチャレンジ」を勝手に開催していましたw
カイロはひとり旅だったため、ルクソールに住む友人からも「最新情報が知りたいから結果を教えて!」と言われていたのです。
その結果、全てスマホひとつで通過できました!たまたまラッキーだっただけかもしれないので、これから行く方も一応ダメだった時のことを考えて「紙」も用意していくことをオススメします!
⑥とにかくどこもかしこも埃っぽく、乾燥しています。
私は初日のピラミッドですでに喉が痛くなり、その後もずーっとのど飴を手放せませんでした。水分補給は必須ですが、飲み過ぎるとトイレに行きたくなるので、こまめにのど飴摂取が一番よかったです。
さて、エジプトの空港はセキュリティーが厳重で、搭乗券がないと空港に入れません。送迎の家族や友人などは一切入れません。そのため、入り口に腕組みをしたイカついガードマンがいて、搭乗券をいちいち見せないといけないのです。
空港に入れてもすぐに荷物のX線検査が待っています。チェックインの前にです。全員ここを通過しないとトイレにすら行けません。保安検査場では身体チェックが必須なため、男女別になったラインに並びます。これに気づかず家族で同じラインに並んでいる人がコントロール直前で並び直し…なんて光景も目にしました。
カイロ~ルクソール間は国内線を利用しましたが、国際線ばりにゲートまでたどり着くのに時間がかかりました…
そして長々と空港について書いたものの、セキュリティーの関係で空港内の写真撮影が禁止されていたので一切写真がありません…悪しからず…

その代わりに機内食の写真を貼っておきますw
エジプト航空の往路アムステルダム~カイロ線はfishをチョイス。淡白な白身魚(何の魚かは不明)のふわふわ食感と少しスパイスが効いたトマトソースがgood!ボリュームたっぷりでこのメインディッシュだけで十分の量でした。

帰路はbeefをチョイス。コフタ(キョフテ:ひき肉のつくねみたいなやつ)がすんごく美味しかった!何のスパイスかは不明だけど、とにかくスパイシーで異国情緒たっぷりの味でした。

カイロ~ルクソールの国内線は、何故かビジネスクラスのチケットに変更になっていた(オンラインチェックインするまで気づかなかった)という謎現象?で、たったの1時間のフライトでしたがウェルカムドリンク~テーブルクロスをかけてくれての軽食の提供がありました。

エジプト航空のシンボルマークは「ホルス(ハヤブサ神)の目」です。

軽食の内容はさておき、フットレストまで足が届かないというw悲しいくらいに余裕のある座席で、つかの間の贅沢体験をしました。
アムステルダムからの往路の機内食から、味付けもいけるし魚も米も食べる文化なんだな、と思って食べ物への期待が一気に高まりました!
ここからはエジプトで食べた料理についてです!
【美味しかった食べ物】
基本、2週間の滞在期間中に食べたもの、全て美味しかったです!!
(好き嫌いなし、辛いものもかなりいけるタイプの感想です)
・マハシー/ 牛肉のトマト煮込 /アエーシ(エイシ)

マハシーはキャベツや葉っぱでお米を包んで炊いたもので、奥がキャベツ、手前がぶどうの葉っぱで巻いたものです。ズッキーニやなすにお米を詰めたりもするらしいです。

牛肉を茹でた煮汁で炊くのがポイントだそうで、宿の料理上手なスタッフが朝から時間をかけて作ってくれて、お昼にスタッフの皆さんと一緒にご馳走になっちゃいました。アエーシはピタパンみたいなもので、中に具を挟んで食べたり、ちぎってソースをつけて食べたりと、エジプト料理には欠かせないものです。
・シャクシューカ/ 揚げなすのトマト煮

シャクシューカはピリ辛に煮込んだトマトソースを卵でとじたもの。クミンと唐辛子が効いていて、知っているようで実は知らない味でした。この旅で一番辛い料理でした!
写真では手前の揚げなすのほうが辛そうに見えますが、こちらはナスがトロトロで甘みがあって、卵とじとは対照的なやさしい味付けでした!
・コシャリ/ハワウシ

どちらもエジプト人のソウルフード。コシャリはトマトパスタ+米にひよこ豆とフライドオニオンを入れて、辛味と酸味を足したような、「美味しいもの全部乗せ」みたいな食べ物です。辛味と酸味は自分で調整できるので、辛いのが苦手な人でもいけます!

ハワウシは前述のアエーシにひき肉を詰めて鉄板(油多め)で焼いたもの。
街の屋台で買いました。どちらも100円前後という破格の安さでした!
・ティラピアのグリル

ナイル川に生息する淡水魚で、小ぶりの鯛くらいのサイズ感。骨がかなりあって食べづらいですが、日本人はキレイに食べられるはず!(お箸があればもっとうまくいったはずw)クセもなく塩とハーブが効いている。

付け合わせは野菜とアエーシ。タヒーニ(ゴマペーストだけどこれは酸味があった)にディップして食べます。
・ターメーヤ

一番左の焦茶のボールがターメーヤ(そら豆のコロッケ)。クミンが効いてます。

アエーシに挟んだり、タヒーニにディップして食べたり。
・ラマダン後に食べるパエリアみたいな料理

料理名を聞くのを忘れました…これはサウジアラビア人から教えてもらった料理だそうで、お祝いや特別な日に大勢の人が集まった時に振る舞う料理なのだとか。
まさにパエリアをスパイシーにした味付けでした。たくさんのスパイスが入っているそうで、サフラン、クミン、コリアンダー、カルダモン…それ以外は聞き馴染みがなくて分かりませんでした泣。パエリアのルーツはこれなのか!とアラブ人がスペインにやってきたルートが頭の中を駆け巡りました。
これを手(指先)だけで食べるのがすごく難しかったです…
当たり前ですがエジプト人はうまく指を汚さずに食べているのですが、私は指先がベトベトになって全然うまく掴めませんでした。
他にもいろいろ食べましたが、アラブ料理と地中海料理のいいとこ取りのような料理で、本当にどれも美味しかったです!
最後のおまけにお菓子とお茶も紹介します。


ナツメヤシのお菓子がたくさんあって、どれも美味しかったのですが、友人がお土産にこれいいよ!とおススメしてくれたクッキー。箱買いすればよかった…程よい甘さでコーヒーのお供に最適でした!
それと、お茶もおいしかった!!シャーイという紅茶は日本の番茶みたいにフツーに飲めるクセのないお茶。それとカルカデという乾燥ハイビスカスを煮出したお茶がすごく気に入りました!(みんな砂糖入れて飲んでました)

酸味があってアセロラをややマイルドにしたような感じ。私はノンシュガーで。色もキレイで食事の油を全て洗い流してくれるような気がしましたw
ナツメヤシやいろいろなスパイス、乾燥ハイビスカスなどが山積みの市場。

以上がエジプトの旅行記でした。やっぱり異文化体験は楽しいし、学びがたくさんありますね!長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!<KY>