急ぎの部分は終了したので、少しずつやっています。
今度は二階の流し。ミニキッチンと洗面所を兼ねる場所です。以前は一口ガスコンロを繋いでいましたが、ほとんど使わないので都市ガス工事が入った時に取ってしまいました。今はガス元栓だけ残っています。
右のシンク台は、新築する時に昔の家から持ってきたというもので、おそらく昭和30年代のもの… 左のガスレンジ置き場は新築時に追加設置したもので昭和40年代のもの…
どちらもステンレスですが、昔のステンレスなのでさすがにサビが発生。時々サビを磨きます…
シンク台は水回りということもあって、扉はボロボロ。ガス台は扉の蝶番が合わずきちんと閉まりません。設置当時と違うのは蛇口と照明だけです。
台にはそれぞれ制作会社のエンブレムが残っていました。ネットで調べたらどちらも現役のキッチン設備を扱う会社でした! こういうの、なんだか嬉しいですね。
まずは「物を入れる場所」を早期確保するため、下の収納部から手を入れます。中は左の写真のような感じでした。右が出来上がり。内壁は明るく塗って、収納物を見やすく。底面はクッションフロアの残りを両面テープで貼り、水に強く。棚板はそのまま残しました。
扉の合わせがガタガタだったガス台はキャッチ付面付丁番に取り替えました。ある角度まで閉めると自動的に閉まり、閉じた状態に保持する為のキャッチが必要ありません。上の右側写真にまだキャッチが残っていますが、このあと取り去りました。
シンク台の扉は丁番がサビ付き過ぎていて取れず… まだきちんと開閉できるので、今回はこのまま残す事に。
扉の裏にも収納を作ります。1枚目の写真、右側にある雑巾掛けは錆をグラインダーで削り、金鋸でカットして着色、再利用しました。
シンク台は表面に貼られた化粧板を剥がします。というか、すでに一部剥がれてめくれていました… 扉は剥がすと右の写真のようになっていました。扉を丈夫で軽いものにする昔の知恵なのですね。
さて、扉の表面は装飾することにしました。下の写真はデザイン画。実物大にプリントアウトします。
このデザインを扉大にカットしたMDFに貼り、糸鋸でカットしていきます! 左はカットの途中、右は完成した状態。左の写真はところどころ小さな丸穴が開いていますが、糸鋸を通す穴です。このあと紙を剥がし、カット面に全てヤスリがけ。1枚につき4〜5時間かかるという、果てしない作業でした… 計5枚作りました。
これをベニヤに貼り付けて着色します。今回はピンク! この洗面所は北向きで冬は極寒なので、暖かい感じになるよう暖色にしました。
乾いたら木工用ボンドで扉に貼り付けます。派手すぎたか…? でも常に目に入るような場所ではないので、できれば「やりすぎ」なくらいにしたいと考えています。
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