続・眠っている陶器やタイル作品はありませんか?

みなさん、ステイホーム生活をお元気でお過ごしでしょうか?

前回のブログで紹介した薬つぼの修復&修正が完成したのでご紹介しますね。

古くなった接着剤を剥がすのに塗布した塗料はがし剤、3日目の画像です。

完全に接着剤と欠損ピースが剥がれました。

この凹んだ部分にタイルや陶器に掛ける白い釉薬を盛っていきます。本来の口縁の高さより少し厚盛りし、乾いて粉っぽくなったら本来の形になるよう、指でならして整えます。ピンホール部分にも釉薬を埋め込みます。

その後、みどり色の濃くしたい部分に顔料ベルデコブレ(酸化銅)を重ねて塗っていきます。修正で白い釉薬を載せていない部分(つるつるした表面)でも直接顔料をのせられます。ただし、薬つぼのような立体的な作品の場合は、顔料が流れ落ちないように乾くまで同じ位置でキープしておくことが必要です。

ほぼすべてのみどり部分を修正しました。

焼き上がりはこちら。

凹んでいた口縁部はほぼ違和感なく直りました。(よく見たらちょっと凹んでます)

みどり色もかなり鮮やかに蘇りました。

日陰に追いやられ、眠っていた作品が晴れて日向に飾れます、直してよかった!

これもステイホームのおかげです。

教室は東京、大阪ともに6月からの再開を目指してただいま準備中です。

こちらは新しく食器として使用できる角皿系のデザインを作っているところ。

近いうちに皆さんの新たな自由制作アイテムとして教室に並ぶと思いますので、楽しみにしていてくださいね!<KY>

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