染色について何も知らない私は“染色”というと藍とか渋めの色合いを思い浮かべてしまうのですが、こちらの染色教室はとにかく出来上がりの色がきれい！私達が作るスペインタイルと同じ、息を呑むほどの鮮やかな色で布が染められるんですね。
伺ったのは、小田急線の経堂駅から歩いて10分、閑静な住宅街の一角にある「アトリエクルール 染色デザイン工房・教室」です。
オーナーで染色作家の佐藤律子さんが主宰する染色教室と、１階には素敵なセレクトショップがありました。実はこのショップで、西洋陶芸作家である船戸あやこ（スペインタイルアート工房、バレンシア教室講師）の作品も販売してくださっています。机の上に、涼しげなガラスの器とともに鮮やかな陶製の小箱がおかれていて、スペインから来た陶器が日本のガラス達の仲間入りしているようでうれしかったです。
ショップには手染めのタペストリーやクッションなどの装飾品もお手ごろ価格で販売されています。
これが佐藤先生の染めた布達。チューリップの柄や幾何学模様など、飾ってあるだけで気分が晴れやかになりそうな、素敵な色合いです。
これは麻に木版を使って染めたそうです。深い色合いも麻に染めると軽やかな感じで、季節を問わず使えそうです。
このアトリエクルールでは定期的に染色教室を開いているそうで、この色合いに惹かれて遠方から通っていらっしゃる方も多いそう。ショップを見るだけでも楽しいので、是非一度いらしてみてはいかがでしょうか？教室についてのご案内はこちらをどうぞ。<YF>
東京都世田谷区宮坂1-30-5 ( ショップは12:00-19:00 日曜と月曜はお休みです)